2008年04月20日
「長崎県立佐世保中学校創立100周年記念式典」に参加して
2008/04/20
東京柏葉会 幹事長 今村 勝義
創立100周年記念式典が、平成20年4月17日(木)午前10時からにアルカス佐世保大ホールで執り行われました。併せて、慰霊祭(福石観音)・記念祝賀会が開催されました。
佐世保中学OBの参加人数は、記念式典 363名・祝賀会354名であり、記念式典には、金子原二郎長崎県知事・朝長則男佐世保市長・内海和憲柏葉会会長等来賓の他に佐世保南・北高校の2年3年生全員が(1年生は収容人数の関係で不参加)参加して非常に盛大に行われました。
オープニングでは、―「佐中の歴史をふりかえる映像投影」-が上映されて感動を呼んでいました。
佐世保南高校の応援歌にもある創立当時の草木が原(現在の清水小)や昭和16年に現在の佐世保南高校のある菫が丘に移った経緯、歴史と伝統のある佐中の興味のある映像で、参加者は、当時の事をふりかえり感慨に耽っていました。
記念式典は、校歌斉唱の後、田中瑞門会長式辞・長崎県知事祝辞、佐世保市長祝辞・来賓紹介・と続き 第二部では、テーマ「先輩から後輩へ」のシンポジュームが佐中同窓生3名・南高生・北高生各2名ずつが、榮岩吉郎副会長(恩師招待で東京柏葉会に来られた)の司会で行われました。
戦中・戦後を生き抜いた先輩達の経験をもとにした重みのある話しに若い高校生が、「今後生きる上で変化をおそれず探求心を忘れず出会いの大切さ・嬉しさ・命の大切さを心に刻み、自ら求め生きていきたい」と心強く誓っていました。
第三部は、「海上自衛隊佐世保音楽隊演奏」が行われ古い歌から海外の曲まで演奏され最後に、南高・北高・佐中の校歌斉唱を音楽隊のフルバンドで斉唱し感動的でした。
その後、場所を祝賀会場の「アイトワ」(福石町)に移し記念祝賀会が午後2時20分から開催され、藤原前南高校長・柏葉会内海会長・北星会増田会長の祝辞の後、祝舞・アトラクション・応援歌・校歌斉唱と続き万歳三唱は、今年90歳になる最年長佐中22回生の荒木義房氏により行われ成功裡に終わりました。
この会合には、東京の佐中の中村豊・南昌和・本川真澄・松本茂輝・辻川寿之・平山善孝氏達が参加されていました。
会の中で、内海会長が「北も南も根っこは同じ佐中です。この大きな根っこを日々研鑽し引き継いで行きます。」 と心強く宣言していました。佐中の卒業生は、6,000余名で現在の生存者(名簿確認者)は約1,500名だとのことですが、この100周年を期に本部組織は解体するとの正式発表でした。 しかし、祝賀会の会場では、本部組織は無くなってもすぐに又集まろうと言う声が出てくるので様子見の状況だ。との声が大でした。
「自彊自立」の佐中魂が、佐世保南・北高の全員に 引き継がれて行く事を肝に銘じた素晴らしい一連の行事でした。