私たちも八坂神社から南禅寺、銀閣寺を訪ねてみよう。
南禅寺から哲学の道を歩きながら、千二百年前の古都の歴史のことを、それに比べてわずか数十年の自分の人生のことを考える。そうして人生で出会った出来事や人々のことも。
三条大橋を渡ろう。鴨川の水は昔のとおり静かに流れ、風は穏やかに川面を吹いていく。
散策の後で御所の庭を覗いてみよう。大河ドラマで見た薩摩屋敷跡はすぐ北隣だ。いまでは大学のキャンパスになっている。町屋の並ぶ通りも歩いてみたい。あのとき駆け足のように見て回った名所、旧跡、修学旅行では行けなかった先斗町、木屋町など町屋の通り。お土産を買った新京極、ついでに錦市場も。
再び京都に”来て良かった”と、心から思えるひと時を持ちたい。
過ぎ去った若かった菫ヶ丘の時代。あの日の熱っぽい興奮はもうないだろうけれど、少しは人生を知った大人の目にも再び感動は蘇るだろう。
京都へ、修学旅行をもう一度
※四回生の皆さんの2度目の修学旅行は佐世保組・東京組と二回行われました。
【京都祗園の町屋の前で】
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